モバイル端末が旺盛な昨今、家に光回線を敷いていない人々もいる。
さらには、家に固定電話を設置していない人々は最早多数であろう。
私は家に光回線を敷いているが、固定電話を設置していなかった。
「いなかった」という過去形を使ったのは、先程、固定電話を設置したということである。
そもそも、固定電話を使用する頻度は極めて少ない。また、固定電話を敷設すれば月々の費用がかさむ。
しかしながら、家に固定電話を敷いて、固有の番号を持つということは色々と便利である。
例えば、契約書に家の番号を記入する欄があると思うが、そこに書くか書かないかで信用度は異なってくる(はずである)。
そこで、今回から数回にわたって「家の光回線を使って、【無料】固定電話を設置」する手順を示したい。
必要なもの
- 光回線
- ルーター
- 固定電話
- 無料IP電話番号
以上である。
私の環境は下記のとおりである(いわゆるオマ環)。
- 光回線 :ぷらら光
- ルーター:YAMAHA NVR500
- 固定電話:Panasonic VE-GDL45DL
- 無料IP電話番号:Smartalk(楽天コミュニケーションズ:旧フュージョンコミュニケーションズ)
ただ、それぞれどれでも良いかと言うと、そうではない。
必須なのは、ヤマハのNVR700、NVR510、NVR500のいずれかと、楽天のIP電話サービス「Smartalk」である。
質問「ん?なぜ?」
答え:Yamahaのサイトに書いてあるから。
もし、現状、光回線敷設済みで、使っていない文鎮化していた固定電話を有効活用したい方がいらっしゃれば、上記のヤマハのルーターの購入をオススメする。
と言いたいところだが、肝心の楽天のIP電話サービスが新規受付停止している。
ちなみにAmazonでのヤマハの該当ルーターの価格は、それぞれ新品(中古)がNVR700 100,700円(情報なし)、NVR510 51,460円(26,000円)、NVR500 64,152円(6,050円)である。
おすすめはNVR500の中古である。私は5,200円で買ったが一般的なルーターよりオフィス用なので用途によっては優秀である。機能も素晴らしい。もう一般的なルーターには戻れないという感想である。
電話機はお好きなものを用意していただければ結構だ。
次回はNVR500の設定画面を参照しながら固定電話を使うための設定について書きたいと思う。