「双京構想」の資料

2017年6月13日現在、双京構想に関しての資料を調べてみました。私個人の意見をこの記事には一切書いておりません。資料のみ引用しております。

それでは時系列順に書いていきます。

関西に「副首都機能」 兵庫など3知事整備合意 2005年4月19日

大地震やテロなどに備え、首都圏に集中する国家中枢機能をバックアップするため、関西地域に「副首都機能」の整備を進める考えを兵庫、大阪、京都の三府県知事が十八日、表明した。従来の首都機能移転ではなく、既存の蓄積を利用する方向で、各方面に働きかけていくという。 京都市内で同日開かれた三府県知事懇談会で、合意事項として決めた。 井戸敏三兵庫県知事は「どこが東京の代替機能を果たすかというとやはり関西。民間企業にも警鐘を発しながら、国に主張していくべきだ」と提言。山田啓二京都府知事と太田房江大阪府知事も「一極集中の国は滅びる。東京に異変があればすぐに機能できるよう、関西の現状では何が足りないか点検していけば」などと述べた。 副首都構想では、大阪空港跡地を整備しようと、民主や自民、公明、社民の衆参約三百三十人で「危機管理都市推進議員連盟」が結成された。近くプロジェクトチームが発足し、伊丹、川西など地元八市の市議らのアンケートを実施する。

神戸新聞 (2005年4月19日)

次の資料は一気に7年後まで飛びます。京都市長の門川氏もメンバーに入っている懇話会の動画とその構成メンバーを書いています。

2012年3月12日付のテレビ朝日系列ANNニュースの動画からご覧ください。

京都に皇族移住の仰天プラン 「双京」構想 2012年3月12日

京都の未来を考える懇話会 記者発表 共同記者会見(2013年5月31日)

京都の未来を考える懇話会メンバー

山田 啓二  京都府知事
門川 大作  京都市長
立石 義雄  京都商工会議所会頭/京都府商工会議所連合会会長
松本 紘   京都大学総長
柏原 康夫  京都府観光連盟会長/京都市観光協会会長
池坊 由紀  華道家元池坊次期家元
白石 方一  京都新聞社代表取締役会長兼社長

懇話会メンバーによる御発言と質疑応答に双京構想に関しての当懇親会メンバーの発言が記載されています。また、そこには共同記者会見資料として、PDF形式の資料のリンクが計5個記載されています。

次に2015年7月、民主党の泉健太議員と菅官房長官との内閣委員会での質疑応答がありました。その内閣委員会での双京構想についての部分の抜粋を下記に掲載します。

内閣委員会(2015年7月3日):抜粋

泉委員 宮内庁にきょうお越しをいただいておりますし、官房長官にもお聞きしたいんですが、双京構想というのがあります。
この双京構想、やはり京都は皇室と大変ゆかりが深いところであります。そういった意味では、年二回の園遊会の一回は京都で開催していただけないかというふうに思いますし、さまざま、かつて明治まであった行事、例えば五節句、こういったものについては、今はなくなっているわけですが、そういった宮中行事をやはり京都の中で実施していただくということを私はぜひお考えいただきたいというふうに思っております。
例えば、東京の皇居を清掃すれば、たしか御会釈というんですか、陛下がお姿をあらわしていただくような機会もあると伺っておりますが、京都御所にもそういった清掃の奉仕団というのがございまして、そういった方々と皇族の方々が京都で、例えばそういった形で少しでもお姿を見られるですとか、いろいろなことが考えられると思うんです。
ぜひ官房長官、この双京構想について御理解をいただいて、そして何らか、宮中行事を京都の方でもやっていただけないかというふうなことを最後に質問したいと思います。
菅国務大臣 双京構想については、京都の行政、経済界、大学等の関係者より提案されている構想であって、皇室行事の一部を京都で行うなど、それによって皇室の方に京都にもお住まいいただき、政治経済の中心である東京と歴史文化の中心である京都を相並び立たせることを内容とするものであるということは、承知をいたしております。
そういう中で、園遊会また宮中行事というのは、いずれにしても、これは、天皇陛下または天皇皇后両陛下が催しになります行事でありますので、まずは間近でお支えをしておられます宮内庁で検討すべきことであるだろうというふうに思っています。
また、京都は、皇室にとって父祖の地であり、歴史的な結びつきが強いことから、天皇及び皇族の方々の京都府へのお出ましも、他の都道府県と比べて非常に多いということを承知しています。行幸啓等の際の御宿泊所として専ら用いられていました京都大宮御所も、耐震化工事が本年三月に完了したということでありますし、さらに京都への御滞在の環境も整ってきているというふうに理解をしています。
そういう意味で、今後とも引き続き数多く京都にお出ましになられるのではないかなというふうに思います。

第189回国会 内閣委員会 第17号
平成二十七年七月三日(金曜日)
午前九時一分開議より抜粋

国会でのやり取りに関する質疑応答の資料はこれだけしか見つかりませんでした。最後に門川大作京都市長の発言記事が以下です。

「上皇」京都滞在、国に要望へ 市長、特例法成立で(2017年06月12日)

天皇陛下の退位を実現する特例法の成立を受け、京都市の門川大作市長は12日の定例記者会見で、皇族の一部に京都に居住してもらう「双京構想」を踏まえ、「京都における上皇の滞在や宮中行事の実施に関し、具体的にどういう可能性があるのか、知事や各界の有識者らと近々に再び協議を行い、早急に国に要望したい」との考えを示した。

特例法は9日に成立した。天皇陛下の退位に関して、門川市長は「国民の総意に基づくもので、国会で特例法が成立するまでは慎重に発言すべきと考えていた」と説明した。

その上で、「上皇となる天皇陛下にできるだけ長く京都に滞在していただくことは、以前から念願している。具体的にどういう可能性があるのかを専門家の意見も聞きながら、客観的に調査し、できるだけ早く国に要望したい」と述べた。

双京構想は、京都の行政や経済、大学、伝統文化など各界の代表でつくる有識者懇話会が2013年5月にまとめた。皇族の一部を京都に迎えることを盛り込み、宮中行事の一部を京都御所や京都迎賓館で行うように提言している。

京都新聞 2017年06月12日 16時00分

以上です。

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